13F
The Thirteenth Floor

監督:Josef Rusnak
出演:Craig Bierko、Gretchen Mol、Vincent D'Onofrio

 『ダークシティ』『マトリックス』と3本立てで見たい仮想現実SF.。ロマンチック度では一番なのだが、演出に筋が通っていないのでどっちつかずのSFミステリーに終わっている。グレッチェン・モル(「Music From Another Room」は良かったね)演じるヒッチコックヒロインのようなジェインが重要なのに、撮影は妙にクリアに彼女のしわを撮る。違うだろ。もっと、照明当てろよ。ソフトフォーカスだろ。男の主演が安いCMタレントみたいなのもちと、つらい。

 1937年のLAの様子はけっこう面白い。まわりになにもないウィルシャー・ブールヴァードとか。それにしても、ホテルのロビーはまるで『ある日どこかで』と同じインテリアだ。美術監督が演出したほうがよかったかもしれない。

 別に13階にこだわらずにもっとロマンチックなファンタジーとして描けばよかったものを。
 それにしても、仮想世界の果てに行くと見えるのはやりかけのCG、というか、もろ『トロン』の世界だったのは笑った。

 エンディングソングはトレイシー・ソーンが唄っていたみたいだが、冴えないねえ。製作総指揮はなぜかキャメラマンのミヒャエル・バウハウス。とりあえず、スタッフがみんな映画好きなのはよくわかった。


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