| ワン・ナイト・スタンド One Night Stand
|
|
監督:Mike Figgis 出演:Wesley Snipes, Nastassja Kinski Kyle MacLachlan , Ming-Na Wen, Robert Downey Jr. |
|
これほど見る男をどきどきさせる女もいないな。 ナスターシャ・キンスキー。クインシー・ジョーンズとうまくいってるみたい。ほんと、いい女になったよ。昔のちょっと硬い感じ、四角い感じがうまくほぐれたというか、違う方向へいったというか。さらっとした髪の毛のみだれ具合がなんともはや。相変わらず、パワフルな横顔、鼻の線の逞しさ。でも、美しい。思いつめたような目はほんとたまらんです。こんなのにNYで誘われたら……いやあ、たまらん。でも、親が親だけに、ちと怖い。 でも、役柄からするとヤナ女っぽい。男の前では弱いのに、ほかの女にはやたら冷たい、なんつう。 最後のセリフが「なんでもLAよりはましさ」とカイルマクラクランがいうくらいだから、そうとう気合が入ってたみたいだね、監督のマイク・フィギス。『リービング・ラスベガス』は評判よかったけど、そんなにいやなことが多かったのかな。 だから、手持ちカメラとか、フェイドイン、フェイドアウトのカッティングとか、必死でハリウッド調でないようにしている。看護士役でさりげなくジュリアン・サンズも出てる。そのわりには主演3人にスタンドインまで使ってるのはよくわからないけど。 だいたい、主人公のマックスはCMディレクターで、ピクルスのCMの会議をぶちこわしたりして、「質を落とすな」とか雇い主に言っちゃう。撮影現場にはハリウッド式のリモートコントロール・キャメラまである。相当意識して入れてることがわかる。そういった見方がこの映画の楽しみ方だろう。男女の色模様にエイズで死にかけているチャーリーをまぜた脚本はいまいち(クレジットなしでジョー・エスターハスが参加してるらしいけど、これもアンチ・ハリウッドねたを仕入れたのかな)。 ナスターシャの魅力で国際的な商品になっているけれど、はっきりいってニューヨークの映画人の自己満足映画でしかないみたい。 黒人のマックスの妻が中国系のミミ、っていう設定は珍しい。ふつう、日本人だろう、この場合。羽仁未央をブスにしたみたいなつまんない女優だが、気合は入ってるね。これまた、意地悪そうな雰囲気だ。いや、本人知らないけど……。 |
| 戻る |